農村の人手不足を緩和、ベトナム進出企業2社の慶尚南道復帰を誘致 慶尚南道代表団、東南アジア市場開拓により道政中心課題解決のための推進力を確保
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- 登録日 : 24.05.10
農村の人手不足を緩和、ベトナム進出企業2社の慶尚南道復帰を誘致
慶尚南道代表団、東南アジア市場開拓により道政中心課題解決のための推進力を確保
- タイ・バンコク都知事と面談、観光・農業技術など交流の第一歩を踏み出す
- 慶尚南道の農水産食品が好評、輸出相談会で350万ドル規模の輸出協約を締結
- タイの大型食品会社CPFと協約を締結…巨大流通網を活用し輸出の販路を開拓
- ベトナムから韓国内に復帰する企業2社を慶尚南道に誘致…410億ウォン規模の投資協約
- 28年にわたる交流を続けているベトナム・ドンナイ省と親善強化協定を締結…産業・季節労働力の請負を期待
パク・ワンス慶尚南道知事を団長とする慶尚南道代表団は、4月29日より5月3日までの3泊5日間、タイ・バンコク市からベトナム・ドンナイ省までとインドシナ半島を東西に横断する海外訪問を無事に締めくくった。
慶南代表団は今回の訪問を通じて、タイ・バンコクとの交流拡大及び農水産食品の輸出販路開拓を成功させており、ベトナムに進出していた企業2社との間で慶南に復帰するという協約を締結し、さらに特記すべき点として、慢性的な人手不足に苦しむ農村に安定的な労働力を供給すべく、ベトナムのドンナイ省と人的交流を活性化させるなど、親善強化協定を締結するという成果を挙げている。
パク・ワンス同知事は、「東南アジアの最大の市場であるタイ、ベトナムとのネットワーク構築により、観光産業の交流、慶南農水産食品の販路拡大、産業・季節労働力の誘致など、道政中心課題解決に向けた遂行力を確保した」と述べつつ、「訪問地域との実質的な協力強化と東南アジア市場の開拓により、慶尚南道というブランドバリューが韓国内にとどまらず海外でも認められることができるよう努力したい」と語った。
慶尚南道の代表団は、LGエレクトロニクスのタイ・ラヨーン工場を視察し、道内の海外進出現地法人の社長らと懇談会を行って、海外での現地化ノウハウの共有及び道内企業のさらなる海外進出に向けた発展方法について共に話し合った。
慶南代表団は、タイの首都バンコク市の庁舎を訪問し、バンコクのチャチャート・シティパン都知事と面談して、相互交流協力の意思を再確認した。特に、慶尚南道が新成長のための動力と目している観光産業の発展において、世界的な観光都市であるバンコク市の観光ノウハウを共有することで、共生発展を図ることができるものと期待できる。
また、バンコクにて慶南の優秀農水産食品輸出懇談会を開き、350万ドル規模の輸出業務協約の成立に成功したほか、タイの財界ナンバーワンであるCPグループの子会社・CPFと慶尚南道間の輸出入業務協約も締結した。
これは、韓国料理の食材ニーズが右肩上がりに高まっているタイにおいて、慶尚南道の優れた農水産食品が歓迎されるなど、慶南の農水産食品の競争力について再確認し、大企業との協約によりタイ国内の輸出販路開拓のきっかけを生み出した点に意義がある。
さらに慶南代表団は、ベトナム・ホーチミンにて(株)CK[111] 、(株)デイリーキングと、韓国復帰投資協約を締結した。上記の企業は両社とも首都圏に本社を置いているが、慶尚南道の集積化された製造産業や投資環境を鑑みて、慶南に合計410億ウォンを投資し、65名を採用することに合意した。
慶南代表団は、親善結縁28周年を迎えたベトナム・ドンナイ省にて、ドンナイ省のグエン・ホン・リン党書記と実質的な協力増進方法について話し合い、慶南の産業・農業の現場の人手不足解消に乗り出した。
慶尚南道は、ドンナイ省と「産業・季節労働者及び大学間交流」を骨子とする△親善強化協定を締結し、△道立居昌大とドンナイ大学間の交流協約、△慶尚南道居昌郡とドンナイ省間の季節労働者誘致業務協約を一度に締結するなど、慶尚南道の産業と農村の現場にて、責任感のあるドンナイ省住民が安定して共に働くことができる基盤を設けた。
