亀甲船

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天下無敵の軍艦 亀甲船

韓国人に亀甲船とは果たして何なのか、誰が作ったのか、そしてどのようにできたのかについて尋ねれば多分知らない人はいないだろう。

16世紀、東アジア最大の戦争だった壬辰倭乱のときに、累卵の危機に瀕した朝鮮を救った民族の聖雄李舜臣が発明した船、韓民族の知恵の精髄がこめられた世界初の装甲船、口には煙幕をふいて、背には鉄甲とキリをかぶせ、わき腹には大砲を勢い良く撃つ天下無敵の軍艦など、私たちが知っている亀甲船に対するイメージはここから大きく抜け出さないだろう。

実際にこのようなイメージの亀甲船は、以前には紙幣とコイン、図などにその姿をしばしば表わし、今でも観光地の記念品、博物館の縮小模型、海軍士官学校などの実物大の復元品などはこのようなイメージを今日までも拡大再生産している。

しかし、本来学界では壬辰倭乱当時に使われた亀甲船の原形に関して、まだ合意した結論を引き出すことができずにいた。すでに日帝強制支配期の時から今日に至るまで数十人の学者と研究者が資料を解釈して、それなりに亀甲船の設計図を提示してきているが、亀甲船に関する疑問全てを完ぺきに説明できずにいるためだ。

最近になって、慶尚南道が重点的に推進する道政20大課題の中の一つである‘李舜臣プロジェクト’の一環で、亀甲船探索事業を推進しており、いくつかの地方自治体でも李舜臣と関連した事業を推進する中で亀甲船に対する関心も次第に高まっている実情だ。